« リーマン戦記(12) | トップページ | 映画「赤い影」 »

2008年10月 5日 (日)

東京の片隅で見るアメリカ大統領選2008

 

もう2年近く前か。
まだ恐らくは日本人のほとんどが
オバマという名前もマケインという名前も
当然ペイリンもバイデンも知らなかった頃(あたり前)の
とある夜、暇に身を任せ
『アメリカ』についてゴソゴソと検索していたところ

次の大統領選(今やってるやつ)では民主党が勝つことに
なっている。ずっと前からそう決まっている。

という真しやかに自信たっぷりい謳っている言葉を見つけた。
その頃日本ではやっとヒラリー・クリントンが民主党の有力候補の一角
として認知度が挙がってきたところで正直「どうなんだろう」と
思っていた(残念だけど女性大統領の登場はまだ早い気がする)が
オバマ上院議員の台頭に対してのマケイン氏と共和党についての報道の
少なさのメディアの周到な騒ぎっぷりに

「そうかもね」と思うようになった。
つまり次のアメリカの国政運営は民主党が担うと。

それを裏付けるように何だか世界中で政権交代が少なからず
同時多発的に起こっていて物凄く大雑把に言ってしまうと
"民主党的な政党"(政権運営から久しく遠ざかっていた政党)が勝っている。
日本でも全く根拠無く(その根拠の無さが危険なほどに)民主党の諸氏が
自信たっぷりに活躍してらっしゃる(ように見えて仕方ない)。

そんなわけで上述の言葉をネットで拾ってから今日まで
何だか奇妙なまでに世の中はその通りに強かに時に狡猾に蠢いて
いるので大変興味深く今回のアメリカ大統領選挙を眺めてこれた。

本当にそうなる(民主党勝利)鴨ねーよく判らんけど(-_-)
と思っていたところ大きく水を差す出来事が起こった。
それが共和党副大統領候補のペイリン女子の台頭だった。

若くてユーモアがあって度胸も充分あり(愛称は獰猛な肉食系の魚
の意味の"バラクーダ"だとか)、そこそこの武勇伝があって、相対的に
小さくはあるが伊達ではない政治家としての実績もきっちりあって
ダークホースの名にこれほど相応しい経歴の持ち主はちょっといない
と言える。

マケインが実は共和党の中ではどちらかというと異端といえる
存在でありブッシュ政権に相当な嫌気がさしている有権者が
相当数いることが間違い無い中で彼が候補に残ったことは
共和党にとっては実は有利に働いていると私は勝手に思っている。

ペイリン女子の登場はイメージ戦略としてはかなりいい感じでマケイン候補と
シナジー効果を果たしてアメリカ大統領選の行方は俄然わからなくなってきた。

ネットやブログでの論調(日本語で掲載されているものだけね(^^;))も
"オバマでなければ"というものから
"マケインも悪くない"というものが増えてきた。
最近では"マケインでなければ"という意見も多く見る。

前回の大統領選は明らかに選挙戦略的にケリー(民主)よりもブッシュ
(共和)の方が上を行っていた。で、結局なりふり構わずブッシュが
勝った。

今回は何だか知らないけど日本での報道の多くはは"民主勝利ありき"
のような過熱ぶりだったがペイリン登場前後で何かが大きく変わった
ように思える。

個人的には主にネット上で収集した情報で判断するとマケイン氏に
勝ってほしいと思う。

理由はオバマあるいはマケインどちらかに特に言い分があるわけで
なくオバマ率いる民主党が勝った場合は恐らくアメリカの対日政策が大きく変わり、
そして恐らくは悪い方へ。その政策の変化に無政府状態に陥りつつある
今の、今後の日本はどうにも耐えられないように思えるから。

もう一つの理由は純粋に政治家としての資質として
マケインにもペイリンにも個人的に期待が出来る。
日本にどんな影響があるかは全く別として。

期待とは違うけど、当然のことながら初の黒人大統領として
オバマが勝ってもいいと思う。

こんな状況の中で上記のキーワードはあんまり意味を持たなく
なってきているかと言えばそんなこともない。
無いからこそ最近の世の中の動向を少し面白く見ている。

なぜペイリン女子が登場してきたのか。。

今回の大統領選が終結した後にこっそりどこかのソースで
判るのかもしれない。

 

 

 

 

|

« リーマン戦記(12) | トップページ | 映画「赤い影」 »

独り言」カテゴリの記事

コメント

>なぜペイリン女子が登場してきたのか。。
そりゃあ、日本製のあのメガネを世界中に宣伝するためじゃない?(笑)
ところで、彼女がいくら若くて綺麗だからって、
女子はちょっと…(苦笑)

男はメガネをかけると男前が上がるけど、女はその逆って言われてるけど、彼女は、あの眼鏡で、キッチリ、女前を上げてるので、、、
私も就活戦線の武器として購入したいところです♪

投稿: 理想 | 2008年10月 5日 (日) 21時39分

>就活戦線の武器として
まあここは急場凌ぎではなく正攻法で
いったらいいのでわ(^^;)

投稿: kuroneko | 2008年10月 6日 (月) 00時57分

>正攻法で
それが無理やから、…(ーー;)

投稿: 理想 | 2008年10月 6日 (月) 23時35分

さいですか...(ーー;)

投稿: kuroneko | 2008年10月 7日 (火) 01時00分

黒人大統領はまだ無理でしょうね
なっても速攻暗殺されそう

投稿: 万物創造房店主 | 2008年10月 7日 (火) 20時19分

かといってマケインが勝ちそうもないのが
今回の何だか不可思議なところですね。

投稿: kuroneko | 2008年10月 8日 (水) 00時23分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 東京の片隅で見るアメリカ大統領選2008:

« リーマン戦記(12) | トップページ | 映画「赤い影」 »