« リーマン戦記(13) | トップページ | 今さらサブプライムローン問題について »

2008年10月13日 (月)

「篤姫」第四十一話終了。

・第四十一話「薩長同盟」終了。

・薩長同盟成立。
TVドラマ史上稀に見る薄っぺらさ全開の西郷さんの描かれ方に脱力(ーー;)

仲間内ではペラペラとお喋り大好きで何か決まれば即酒盛り(つか合コン?)。
仲間でない人(桂小五郎)には何がお気に召さないのかダンマリ且つ
非協力的。しかしお仲間(小松と坂本)の一言さえあればあっさり
手の平返して平身低頭。。人として感じ悪い且つ軽い。

「俺らもしかして幕末のヒーローじゃーん」て感じだ。

こんな図体ばかりでかくて内輪優先で器量の小さな男に着いて
行きたくはないなあ。義憤感じて幕府側に付くなー自分だったら。

後半のここまで来ても相変わらず脚本が無いに等しい。

将軍家茂がせっかく上京しても慶喜が暗躍して(つか的確なトップダウン)
家茂は何も出来ない。

「おーいいじゃん。やっとドラマっぽいよ」と思ったのもほんの束の間。
策謀渦巻くシーンは僅か数十秒で準主役小松帯刀どんの元に何やら
女人が転がり込んでどーしたこーしたと延々と描写。マジすかー(ーー;)

長州側に渡す武器の調達をグラバーに依頼する時も、例えば
坂本龍馬がさりげなーく小松さぁにグラバーを指名してグラバー邸での
売買成立のシーンでは何も知らない小松さぁに対してグラバーと坂本龍馬が
さりげなーく目で通じ合い同席している井上聞多(後の元老井上馨)と
伊藤俊輔(後の初代内閣総理大臣伊藤博文)もさも何事かを知っていそうな、
けどシラを切っているようなシーンをさりげなーく入れるとか小技を効かして欲しかった
(井上聞多と伊藤俊輔はこの時すでに洋行をしておりグラバーは裏で
何らかの形で関与していた可能性が高い。坂本龍馬もグラバーの
斡旋により極秘で洋行していたという説がある)

が、、彼らはただ単に会い、事はスイスイ進み極めつけはグラバーは
"小松さぁだから"
というただそれだけの理由(つか理由になってねぇ)で銃を三百丁
オマケで付けてあげる。。マジすかー(ーー;;)

敵も味方も皆仲良しこよしでイケメンで仲間外れが決して出ないように
セリフをきっちり等分に分け合って、、いよいよもって幼稚園みたい。

坂本龍馬が出てくる意味がドラマ上なんもない。単にお約束で
出てきて喋り散らしてるだけだ(演じる玉木宏はそこそこ健闘)。

恐れていた通り全体の流れの根拠とか伏線とかをほとんど描いてこな
かったから展開に抑揚が全然無い。これまでよりさらに投げやりな
感じでどこを切ってもダイジェスト版でしかなくなってきてる。
もう誰でも何でも何言っても何やってもいいという感じだ。

登場して、出てきた理由をセリフでタラタラ述べて
篤姫か小松帯刀か西郷さぁか露出の多い誰かとお仲間になって
適当に定説通りに有名なエピソード(多くは前後を端折った台詞のみの扱い)入れて
辻褄合わせに適時お亡くなりになればOK。
俳優さん達が何だか余力持て余し気味で逆に不憫だ。

ここまで薄っぺらく描くんだったら俳優陣で相談し合って
オリジナル且つ即興で自分達で演技つけた方が面白くなるんじゃないか
という気がする。小道具や細部の正確さとかなんて資料見ればいいんだから。

現場のスタッフも、俳優陣も、目の肥えた視聴者も、可哀想だ。
撮影設備の消費電力も、絢爛豪華な衣装も、若手達の熱血演技も、、
モッタイナか(-_-)
 
偶然か意図的かこのたまらない軽さは今の世相を映しては、いる。
誰も彼もが未来を正確に予見した幕末のヒーロー気取りで抵抗勢力は特に
根拠も考察もなく自分と仲間(と家族)を除く"どこかのどうでもいい誰か"ってことで。

 
<<prev    next>>
 
 
 
 
 
 

|

« リーマン戦記(13) | トップページ | 今さらサブプライムローン問題について »

テレビ番組」カテゴリの記事

コメント

でも視聴率はいいみたいですね・・・
まぁ武田信玄が
戦・人死にばっかで殺伐とした内容でしたから
その揺り戻しみたいなのでホンワカ系が支持されている面もあるかもしれませんけど
あの激動の時代をあんなもんかと思っちゃう人がたくさんいそうで恐い今日この頃です

生麦事件・薩英戦争で怒ってたエゲレスが薩摩に武器を売ってくれるのに間のエピソードが何もないのもビックリっすよ
小松さんがいい人だから売ってくれましたみたいなのでいいんですかねぇ・・・

投稿: 万物創造房店主 | 2008年10月17日 (金) 18時18分

視聴率がいいのはどう考えても
あの時間帯に他に見る番組が無いだけでは。
後、凄く胡散臭いのは
「視聴率がいい」=「中身が素晴らしい」
という方法論ですね。篤姫が視聴率がいいのは
「中身が素晴らしい」=「視聴率がいい」
となるべきで逆ですね。今の政治と同じ。
「結果が出る」=「支持率があがる」
がもうずっと前から
「支持率があがる」=「何やってもいい」
になってます。
自民党と同じでNHKは変な勢力に協力を
お願いしてしまったんじゃないでしょうか。。
その証拠に「視聴率の良さ」は沢山話題に
なっているけど作品の良さや優れた点を
検証していたり賞賛している記事には
不気味なほど出会わないですね。
2004年の大河[新選組!]は総合的な視聴率は
振るわなかったものの各回を検証している
サイトやブログなんて幾らでもあったしファンサイト
でも熱い議論がいつでも起こっていて
自分も日夜参加して書き込んでいて
楽しかったですが。今でもDVDを観ては
楽しんでいるし。「篤姫」は何か釈然としませんね。
視聴率がいいせいか製作資金は潤沢なのは
感じるけど現場の微妙な齟齬や不完全燃焼も
凄く感じます。


投稿: kuroneko | 2008年10月18日 (土) 18時39分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「篤姫」第四十一話終了。:

« リーマン戦記(13) | トップページ | 今さらサブプライムローン問題について »