本「中原昌也 作業日誌 2004→2007」
「中原昌也 作業日誌 2004→2007」
[kuroneko ブック・オブ・ザ・イヤー 2008] 受賞!
読んでいて無類に面白い。時の経つのも忘れる。
本を読んで「無類に面白い」なんて表現が浮かんだのも何年鰤だろ。
著者である中原氏の本当に捨て身の日常のライブ感と
"心を吹き抜ける隙間風"の虚しさに驚愕し恐れ入りそして、正直どこか羨ましく思う。
「だったら代わりにやってみぃや。ボケェ!!」(゚д゚メ)
という著者の罵声が聞こえてきそうだけど(^^;)
帰宅してからちょこっと。寝る前にちょこっと。
数日分ずつを毎日チマチマ読む愉しさったらない。
読み終わってしまう瞬間を思うと今から何やら寂しい。
(やたら惜しみ読みしているので読了は多分年末当たりか)
まあ読み終わってしまったらまた最初のページから読めばいいのだ( ̄ー ̄)
余裕で一年間は枕元にあることでしょう。
毎日読むよ。
繰り返し読むよ。
声に出して読むよ(←ウソ)。
金持ちから貧乏人まですっかり嘘つき&偽善者ばかりが
目立つ社会と成り果ててしまったこの国で著者の無謀な
愚挙の連鎖の日々とその叫びの虚しさは真に賞賛に値する。
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3月27日
この日記を始めて以来、何もかもが
悪化の一途をたどっているような気がし
てならない。そもそも文筆自体が、自分
の首を絞めているのだ。人から適当に
面白がられ、心の中ではフリークスのよ
うに蔑まされ、貰える報酬なんて空き瓶
拾い以下である。こんなこと何のために
やっているのだろうか・・・
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本書より
Good job!! 中原さん。絶対にマネ出来ません。。(ーー;)
柳下毅一郎氏のブログでの賞賛
http://garth.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-952c.html
第18回 Bunkamura ドゥマゴ文学賞受賞
「中原昌也 作業日誌 2004→2007」
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「中原昌也 作業日誌 2004→2007」
中原昌也(なかはら まさや)著
boid
>> 中原昌也トークショー ・ ジュンク堂にて (2008/12/3)
>> 音_10_05_03 ・ 作業日誌にと共にある某日 (2010/ 5/3)
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