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2008年11月26日 (水)

映画「血煙高田馬場」

「血煙高田馬場 (決闘高田の馬場)」

監督: マキノ正博,稲垣浩
脚色: 牧陶三   
撮影: 三井六三郎,石本秀雄   
音楽: 高橋半
出演: 坂東妻三郎,香川良介,市川百之助,原駒子,志村喬

時間: 51分 [モノクロ]
製作年: 1937年/日本

(満足度:☆☆☆☆☆+)(5個で満点)
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勝手気ままに暮らす浪人中村安兵衛(坂東妻三郎)は高潔に生きる伯父(香川良介)
に「無頼の中に入っても決して無頼に染まるな」と強く諭され唯一頭が上がらない。
それでも放蕩三昧の日々を続ける安兵衛。そんな中、伯父は御前試合で負かした
相手から逆恨みを買い果たし状を突きつけられる。死の予感を強く感じた伯父は
最後に安兵衛に会っておこうと訪ねるが安兵衛の行方は知れない。いつものように
仲間と大酒を食らっていたのだ。文を近所の女(原駒子)に託し伯父は果し合いに
向かった。すっかり酔いつぶれて帰ってきた安兵衛はその文の内容に激高し
すぐさま伯父を追うが。。

 

この映画は。。。ヤバイ。ヤバ過ぎる。完璧だ。
生涯に見た映画の暫定トップ3に入る。

昭和初頭(1937年は昭和12年)に撮影されたオープニングと
クライマックスの果たし合いでのモブシーンにただもうワクワク。

1時間に満たない上映時間の中での何と各登場人物達の人間未溢れる
キャラクターの凝縮さであろうか!
高潔に生きる伯父と主人公の安兵衛の対比の面白さの確かさ!

酔って暴れてグダグダの安兵衛のクライマックスでの大立ち回り
の何たる爽快さ!!

伯父を追ってひた走っていくシーンはきっと一生忘れない。
伯父の文を読みつつ冷静さを取り戻すシーンの芝居の何たる面白さの
完成度。

最後の立ち回りのシーンは、、、、
これを観ないで死なないで良かった。マジで。

志村喬若いなー
楽しんで演じているなー

まるで極上の酒。
映画には人生を変える力は確かにあるんだ。

スクリーンで観れたことに神様に感謝感激雨霰。
クライマックスの安兵衛演じる坂東妻三郎の激走と大立ち回りを
思い出しただけで顔がニヤけてしまう。
もう二三回、いや十回くらい観たい。
スクリーンで。

ちなみに主人公の中村安兵衛は後に吉良邸に討ち入る赤穂浪士の一人
となる堀部安兵衛。
 
 
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