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2009年7月29日 (水)

news「川村カオリ死去」

がん闘病の川村カオリさんが死去 ロック歌手
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 がんを告白し闘病生活を続けていたロック歌手の
川村カオリ(本名川村かおり)さんが28日午前11時1分、
東京都内の病院で死去した。38歳。モスクワ生まれ。
葬儀・告別式は近親者と友人のみで行う。
88年、17歳の時にシングル「ZOO」でデビュー。
90年代に発表した「神様が降りてくる夜」「翼をください」などが
ヒットしたほか、ラジオ番組のパーソナリティーや女優、
モデルとしても広く活躍した。
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[http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/entertainment/CO2009072801000819.html]
共同通信2009年7月28日(火)20:01

十代後半の最も多感で最もエネルギッシュで、でも毎日毎時毎分毎秒が
激しくメランコリーだった頃、彼女の歌を何曲かよく口ずさんでいた。
多くない自分の「口ずさみ曲」のレパートリーの中でも最もよく
口ずさみ且つ生涯の口ずさみ回数でも上位にいくであろう歌は
彼女の『みんな僕のせいさ』だった。
十代が終わって上京してからも無意識の内に一体何度
口ずさんだことだろう。


君のせいにしていたなら 
僕を責めていいよ
憂鬱なのも 
微笑むのも 
みんな僕のせいさ
みんな僕のせいさ

君のせいにしていた 
僕を責めていいよ
切ないのも 
うれしいのも 
みんな僕のせいさ
みんな僕のせいさ
僕のせいさ


引き締まった他者を寄せ付けないオーラ全開の歌詞も
そうだけど彼女の声のトーンとその眼差しから感じる
孤独の陰が曲全体と絶妙にマッチングして当時の自分
には一種の隠れ蓑の機能を果たしていたのだと今思う。

みんな僕のせいさ
みんな僕のせいさ

みんな僕のせいだから
僕に近づかないでくれ
こんな僕だから君にも近づけないんだと

徹底的な自己正当化にこの曲を利用していたような
気もするけど人を近づけず人に近づかないことにより
助かったことも確かにあったとも思う。

何よりも自分は今生きていて
明日も生きようと思っていることがその証で
卑怯な自分を相手にしないことで
その若さを別のことに振り向けることが
出来た人もいてその人は今も元気らしいという
こともまた。

彼女の曲はずっと頭の中のどこかにあって時折、
大抵は帰宅の途に着く途中の帰り道に自動再生されていたけど
彼女の事自体は忘れていた。

彼女は自分とそう変わらない年齢だったんだ。

ここ数日妙に「人の死」のことばかり考えていた。

河村カオリという人の死。
河村カオリという人はもうどこを捜してもいない。

彼女の思考は彼女の命の消失と共に消失した。
心臓の鼓動の停止と共に。

河村カオリという女性の生涯の終りとその存在の消失。

今日の今日までただひたすら自分のことばかり考えて
この曲を口ずさんできたわけだがこれから
38才で昇天した彼女の死とその生のこと
人の死とその生のこと
僕のせいだと僕が思うことで結局悲しい思いをした
少なくない人のこと
ベクトルを少しは外に向けてこれからも口ずさんでいこう。

切ないのも 
うれしいのも 
みんな僕のせいさ
みんな僕のせいさ

僕のせいさ

合掌。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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コメント

僕が一番最近見たのは
手塚眞の映画「ブラックキス」でしたね
演技がうまいっちゅーわけではないけど
独特の存在感がありました

投稿: 万物創造房店主 | 2009年7月30日 (木) 20時15分

独特の存在感ありましたねー
生き様もそこらのクソガキのような
精神年齢の幼い世に迎合して憚らない
男共よりもよっぽどロックな人生
だったようですね。
「みんな僕のせいさ」は
俺は誰よりも評価していますよ
カオリさん。どうか安らかに!

投稿: kuroneko | 2009年7月31日 (金) 01時08分

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