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2010年2月14日 (日)

映画「二・二六事件 脱出」

2009年に見た映画(101) 「二・二六事件 脱出」

原題名: 二・二六事件 脱出
監督: 小林恒夫
出演: 高倉健,千葉真一,三國連太郎,江原真二郎
時間: 96分 (1時間36分)
製作年: 1962年/日本 東映
(池袋 新文芸座にて鑑賞)

2009年 6月鑑賞
(満足度:☆☆☆+)(5個で満点)

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クーデター(二・二六事件)勃発により官邸に孤立・軟禁状態となった
首相を救出しようとするサスペンス劇。

クーデターを起した一部青年将校達により監禁された国家の要人を
憲兵役を演じる健さんが救出するという非常にシンプルな娯楽大作で
それなりに普通に観れるが、、二・二六事件という日本の近代史で起こった
最大の内乱事件を「ベース」にした架空の事件としているので少々歯切れが
悪い点は否めない。

将校側も襲撃される側も史実で関係している人物の名前をモジッて
当然のことながら実際の事件の推移とは全然違う展開を描くのだが
誰がどうみても描いている事件は二・ニ六事件であり、その顛末は
膨大な人々が証言したり調査したりして文献も豊富に残っているので
「一部将校の叛乱により国家は機能麻痺に陥った」とサラっと描かれて
しまうとかえって今の視点で観ると違和感を感じてしまった。この点
については特に製作者サイドに落ち度があるということではない。
日本に良く似た架空の国家で起きた架空の事件と割り切って観れば
いいし、私のように二・ニ六事件に個人的に興味と拘りのある人間
であれば映画という娯楽作品の中で描かれる虚構とそこから醸造
されるイメージとしての事件の捉えられ方とか勝手に考えながら
観るのも良いであろう。本作は圧倒的に「娯楽作品」として観た方が
いい作品であるし、そのように観てほしいという製作者サイドの気配りも
それなりに感じられて悪くはない。

秘書役の三船敏郎の演技の上手さと圧倒的な存在感は流石。
健さんと三船のコラボも楽しい。脇役達も皆、キビキビ動いて
叛乱に同調する者としない者が区別が付かず混在する中での
救出劇という緊張感はきっちり抑えられていて娯楽作品として
成立している。

千葉真一(現JJサニー千葉)が若い!この時はまだ20代半ば。
職務遂行に燃える熱血若手憲兵を好演している。
本作とか「にっぽん泥棒物語」(1965)の千葉真一ってまだその後の
方向性に可能性が色々ある次期でなかなかいい。

首相官邸のロケセットがとても大掛かりで映像も迫力充分。

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投稿: スーパーコピー代引き | 2022年1月11日 (火) 13時47分

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