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2010年2月 7日 (日)

映画「昨日消えた男」

2009年に見た映画(九十八) 「昨日消えた男」

原題名: 昨日消えた男
監督: マキノ正博
脚本: 小国英雄
出演: 長谷川一夫,山田五十鈴,徳川無声,高峰秀子
時間: 89分 (1時間29分)
製作年: 1941年/東宝
(満足度:☆☆☆+)(5個で満点)

2009年 6月鑑賞
(満足度:☆☆☆)(5個で満点)

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長屋で起こった殺人事件を調べていくうちに住人の主だった者達が
次々と容疑者に挙がっていき。。
原作はダシール・ハメットの「影なき男」(「The Thin Man 」)。

マキノ正博は早撮りで有名だったらしいが、本作は撮影日数が10日と短いながらも
全体的に卒なく出来ていて飽きも無く観れる作品。

大塩平八郎に加担した人間達が悪党として全く屈託も無く描かれている
のが微笑ましいといおうか、その時代の一つの価値感を示している。
戦前の時代に新選組は非道冷酷な集団と決まって描写されていたのと
一緒のようなものだ。でこの作品も戦前の作品であることを考え合わせると一興。
要するに現行の体性(明治維新による延長上の社会基盤構造)に異議を
唱えたか旧体制側を支えたというそれだけで悪人なわけだ。

大塩平八郎は悪党(繰り返すがあくまで真実または事実ではなくて特定の
時代の持つ価値感)だから、それに加担した人間も卑怯な悪漢であろうと
簡単に決め付けられていることが製作されて何十年も立つと当然の
ことながら違和感があって面白いということと時代を超越して評価されて
いく作品はこういった点を未来を見越したように乗り越えていくことも
またあるのだと観ていて思った。

映画ファンでなくとも、また主要キャストのファンでなくとも
普通に面白く観れることでしょう。


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