次に見る光景Ⅱ・哀戦士編
2008年6月6日の自分のブログの記事で、こんなことを書いた。
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そういうわけで「次に見える光景」を今書いておこう。
自分はある数階建てのビルの中から暗闇の街を見つめている。
それはきっと東京ではなく、近郊のどこかだ。雨が降っている。
多分場所は千葉のどこか。木更津とか。何となくそう思う。
目の前に片道二車線の道路があって車が勢い良く通り過ぎている。
その極めて殺風景な光景、灯りが物足りない
東京ほどは決して大きくない街とただのどうってことない道路を
自分は飽きもせずただひたすら眺めている。。
なぜだか一年ほど前から何度も湧いてくるイメージだ。
最近は割りと頻繁に勝手に思い浮かぶ。東京に来る
前やリーマンになる前と同じ兆候だ。
たまたまその場所にいて見ているというイメージ
ではない。これまでの[経験]と同じように"今"の自分
の生活サイクルは自ら望んで止めている。
住む場所も多分変えている。
だから、きっとこの光景はいつか実際に見るだろう。
それほど遠くない未来で。
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また、さらに遡って旧館のgooブログの2007年7月20日の記事では
自分はこんなことを書いている。
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いつも通り仕事にくたびれ果てて溜息を吐きながら
駅の階段を降りて改札を出てふと顔を上げると柱に
映ったのは未来の自分だった。
なぜ未来の自分だと思ったかというと今の自分より
やや老けていたことと未だかつてなく痩せていたこと。
そして恐らく未だかつてしたことのない笑みを浮かべ
てこちらを見ていたからだ。
「早くこっちへ来いよ」
笑顔の痩せた私は今の私にそう言っているかのよう
だった。恐らく経済的には今より困窮しているのだ
ろう。細くなってしかしその表情からやりたいこと
はきっとやれているのだろう。羨ましい笑顔だった。
今自分が抱えているものの中から何を捨て何を残す
か判っているのに決断できずにただ時を浪費する日々。
そんな日々を実は楽しんですらいる駄目な私に業を
煮やしてパラレルな少し先の私が発破をかけに来た
のかもしれない。
あの笑顔はきっと忘れない。あの日から私は何とか
怒りを人に向けずに自分の中で処理できているよう
に思うから。
ありがとう。自分を相手にしてくれてきた全ての皆さん。
ありがとう。多分、未来の自分。
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2008年6月6日から大雑把に言うと約2年が経過した。そして
2007年7月20日からはやはり大雑把に言うと約3年が経過した
わけだ。
08年6月6日の記事の
"今"の自分の生活サイクルは自ら望んで止めている。
住む場所も多分変えている。
についてはまだ実行には至っていないがイメージとしては、この08年6月の
時点よりも今は遥かに具体的になっている。主に金銭面的な計画として。
あくまで計画の段階に過ぎないのが"哀戦士編"なわけだが(泣)。
ただし生活のある面については確実に当時よりも実行されてもいる。
そして07年7月20日の記事の
「早くこっちへ来いよ」
の"こっち"は今の自分のことだと断言できる。
"ある意味"では経済的にはこの当時よりも困窮している(笑)。
あくまで"ある意味"においてであるが。
そしてまさに
細くなってしかしその表情からやりたいことはきっとやれている
日々ではある。こちらも"ある意味"においてであるが。
体重は、ここ1年でリーマン時代の中では未だかつてなく減った。
経済的に"ある意味"で困窮している故に(^^;)。そしてリーマン生活を
切り離せば、実に楽しくて仕方の無い日々である。これもあくまでも
どこまでもこれまでと比較すればの話だけど。
この2年間、自分以外は多分・恐らく・maybe決して判らないであろう
変革をし続けて、一応終了で、ここ数ヶ月は大変な躓きはあったが
どうにか改革路線のさらに先に行けそうな手ごたえがある。
2010年5月3日という日を通過する今の自分は、
2007年7月20日当時の(今よりは)ブクブク太っていてイラつきながらの帰宅の
途の哀れな自分にほんの少しだけ会いに行こう。
「早くこっちへ来いよ」と自分に伝えるために。発破をかけに行こう。
そして2008年6月6日に書いたそのレールの先に進もう。
『それほど遠くない未来』へ。
次回、"めぐりあい宇宙(そら)編"で完結できるか??
2012年公開予定
君は、刻の涙を見る。。
ってそりゃ"ファースト"じゃなくて"Z"やがな。
--> To be continued・・・!( ̄ー+ ̄)
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コメント
そしてその次には「逆シャア」が・・・
投稿: 万物創造房店主 | 2010年5月 7日 (金) 14時18分
「逆シャア」いい作品すよね(^-^)
かなり好きですよ。
時々無性に観たくなります。
富野がなぜ次のエポックをなかなか
生み出せないのか不思議ですね。
本人も焦っているようですが。
まだまだ頑張って欲しいです。
投稿: kuroneko | 2010年5月 8日 (土) 00時59分
00最近やっと見ましたけど、おもんなかったすね
あまりにも説教くさくて・・・さらに胡散臭く嘘臭い
モビルスーツのデザインもいまいち
彼も老いには勝てないのかもしれません
投稿: 万物創造房店主 | 2010年5月10日 (月) 17時00分
う~ん
スターウォーズの初期シリーズと
かなり似た状況なんですよね。
スターウォーズの初期シリーズは
ジョージ・ルーカスの下に
ジョン・ダイクストラ、
リチャード・エドランド、
フィル・ティペット、
デニス・ミューレン
ジョン・ウィリアムズ
とか
俳優では
勿論
アレック・ギネス
ハリソン・フォード
世界観を構築する人材に恵まれ故の
三部作だったすね。
ファーストガンダムも
富野だけの功績ではなく
美術スタッフや効果音(←貢献度大!)
声優さん達
ブライトやマチルダさん(←"さん"必要)や
シャアを始めとするメインも脇役も声が
とても素晴らしい"演技"ですよね。
今思い出してもワクワクしますね。
ガンダムが史上初めて動く時の
BGMと効果音のバランスの臨場感の素晴らしさや
アムロに"戦うことの無常"を教えて散っていく人々、、
スターウォーズもしかりで
エピソードⅣのクライマックスはデス・スター攻略
ではなくてオビ・ワンとダース・ベーダーの一騎打ち
だと思います。
両シリーズ共にじっくり見返したくなってきました(^^)
両方共劇場ではなく家でDVDか"ビデオ"で独りで
コソコソゆったり観るのがいい気がしますね。
両者に共通するのは初期製作スタッフの志の高さ
とそれぞれの思想の独立性と共有性と融合性で
後シリーズが両方共ダメなのは
「ファーストみたいなもの」をただ追いかけている
だけだからですよ。
オマージュやリスペクトは良いとして
"追いかけちゃ"ダメですね。尊敬しつつも
先へ行こうとしなくては。
今の日本もそうですね。
先人達の功績を讃え尊敬しつつシステムを理解して
「その先」にいかなくては嘘で失礼です。
先人達を讃えてばかりでそれにしがみついているのは
危険で幼稚で先人達に申し訳ないですね。
先へ行かなくては!
投稿: kuroneko | 2010年5月11日 (火) 02時02分