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2010年6月12日 (土)

リーマン戦記(23)

リーマン戦記(23)
リーマンはつらいよ ~kuroneko立志編~

 
 

新しいプロジェクトへの参加が"一応"決まり、必要な材料及び資料集めのために
社内をウロウロして情報とネタの収集を開始。あるカテゴリーについての最新情報
入手を兼ねて久しぶりにほぼ同期で同世代であるYを訪ねてみる。因みに"一応"と
書いてあるのはこの宇宙で絶対無二の存在の我が上司様がいつ割り込んできて
その 最強 且つ 最凶 且つ 最狂 なジャイアニズム(*)で私を拉致して仕事を奪うか
予断を許さない状況であるからだ。

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(*) ジャイアニズム
・・・「人の物は俺の物。俺の物も俺の物」という20世紀の後半に日本の
  東京都内某所の土管のある空き地を中心に発祥し広まった思想。
  21世紀に入り衰退傾向にあると思われるが初代提唱者である"ジャイアン"こと
  剛田武への過度の信奉を隠さない者は依然として多いと推定されている。過度の
  信奉者のほとんどは"ジャイアン・リサイタル"と呼ばれた氏の主宰するワンマンショー
  に魅了または幻惑された者達である。しかし公式的な記録には残って いないが
  当時のリサイタル参加者には嘔吐・慢性多臓器不全等の深刻な健康被害も一部で
  報告されておりその全容と詳細については今後の研究及び調査の進展が待たれる。
  また近年においてはそのある種のカリスマ性による狭義の社会システムの構築力と
  維持力のメカニズム自体には再評価を与えようとする動きも見られる。
 
    [民明書房館編 「ジャイアニズム ~その人と思想~」より一部抜粋]

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Yは私の個人的な評価では仕事は余り出来ないが人間的にいい奴なので
そのキャラクターでリーマンサーフィンとでも呼ぶべきこの世の荒波を
どうにか乗り切っているというところだと思われる。既婚。ただし、余り出来ない
と言っても総合的評価では自分よりは出来る。多分。

特定のカテゴリにしがみついて掘り下げる傾向が強い自分に対してYは
浅く広く情報を持っているので色々と質問をぶつけて、これから始まる
プロジェクトに対して自分が提案できるネタはないものかとアンテナを張って聞く。

基本、私kuronakoは一匹狼(ただし凶暴性もあるが愛想はよく、一応の協調性も
ある狼)のつもりで社内の隅っこで棲息させて頂いているのにたいしてYは、
その持ち前の憎めないキャラでそれなりに楽しくやっているかと思っていたが
そうでもないらしい。

  

私: 「色々わかった。参考になったよ。ありがとう。」 (^o^)

Y:  「・・・仕事やめてぇんだよ。kuroneko。」 (・_・)

私: 「辞めてどうすんだよ」 (-。-)

Y:  「・・・やめて何か仕事する」 o( ̄^ ̄)o

私: 「だから、その"何か"って何だって聞いてるんだよ」  (`ε´)

Y:  「・・・」 (ーー;)

私: 「そんな衝動だけで辞めて子供と奥さんはどうなるんだ」 (`ε´)

Y:  「・・・」 (ーー;;)

私: 「奥さんに食わしてもらうのか?」 (`ε´)

Y:  「・・・」 (ーー;;;)

私: 「・・・無理だよな」 (ノ_`)

Y:  「・・・」

私: 「・・・」

Y:  「・・・一緒に事業を起こすか!kuroneko!」  ( ̄ー+ ̄)

私: 「お・こ・と・わ・り・(パートナーがお前じゃより良い未来はない)」 (-_-)

Y:  「・・・早く自分の部署に帰れよ!kuroneko!」 (゚д゚メ)

私: 「O.K。 また今度!」 (^-^)/

   

すでに会社のほとんどの人間は帰宅して自分の部署とYの部署の部屋だけが
灯りがついてた。自分の席に戻るといつのまにか次の仕事(新しいプロジェクトとは別の)
書類の束が雑然と積まれていた。Yから借りなければならない物があったことを
思い出しYの部署に戻ったが部屋の前まで行って入室するのを私は止めた。

Yは確かに中にいたはずなのだが、暗い顔をした"らしくない"Yに今日はもう
これ以上は会いたくはない。そしてきっとYも屈託無く次のプロジェクトに打ち込もうと
しているボヘミアン(とYには映っているであろう)な自分にはしばらく会いたくないだろう。

再び席に戻り幾つかの雑事をしていると、Yの所属する部署の灯りが消えた。

 

今週もまた生き延びたのだ。Yも、そして私も。

 
  
 

さ~て来週のリーマン戦記は?(*^ー゚)b

和布です。
いよいよワールドカップが始まりましたね。
一体どの国が優勝するのでしょうか。
我が日本は今回は内外での前評判は芳しくはありませんが何とか頑張って
欲しいものです。お隣の韓国はベスト16入りを目指すそうですが日本は。。
ところで和布って実は世界でも日本と朝鮮半島くらいでしか食されないそうです。
近年の経済成長も著しい"親以外は何でも食べる"と言われる中国人ですら
ほとんど食べないそうですね。因みに私は世界の「侵略的外来種ワースト100」
に選ばれているそうです(泣)。何はとまれ、走れ!燃えろ!岡田JAPAN!!

さて、来週のリーマン戦記は、、
 
 
6/14(月)
通告!! 半年以内に資格を取れなければ解雇?

6/15(火)
妖気!! お局の態度豹変の理由とは?

6/16(水)
電撃!! ライバル会社新製品のスゴイ中身!

6/17(木)
怪奇!! 新プロジェクトは無期延期?

6/18(金)
悶絶!! 新プロジェクト頓挫の裏にやはり上司の影が。。
 
  
の5本でーす! ヽ(´ー`)ノ

   
  
   
   
   
   
   
  
  

<=== Back                      To be continued ===>

 
 
 
 
 

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コメント

>和布
わぬの?ぬの食べるの?
と思って調べてみたら「ワカメ」って読むんすねー
知らなかったなー

>中国人ですら
中国はほとんど陸地ばかりだから基本的に海産物食べる文化は低めというか
沿海部にしかないですね
近年、共産党の「お魚は健康にいい」宣伝と運送インフラの充実によって
やっと多くの中国人が海産物を食べ始めました
これから海洋資源の奪い合いが始まります

投稿: 万物創造房店主 | 2010年6月12日 (土) 20時06分

>わぬの?ぬの食べるの?
 
一瞬またやっちまったか( ̄ロ ̄lll)
とビビリました。
世界的にも食べるのが珍しくて
日本と朝鮮半島でしか食べないのであれば
"和布"は言葉としても成立過程が感じられて
面白いですね。読みも"わぬの"でもいい気も
しますね(^^)
 
>これから海洋資源の奪い合いが
 
これはどうにも「仕方の無い」ことですね。
せめて、その奪い合った資源が国籍を問わず
きちんと供給され消費されることを祈りたいです。
最近思うのですが、奪い合った挙句に結局
消費されずにゴミそのものになっている食材や
その他のあらゆる物の総量って馬鹿にならない気
がしますね。経済にブレーキを掛ける行為は
失敗する危険性が高くて政治的にも極めて難しい。
しかし、その超巨大なループをきちんとある程度
綺麗な孤を描くようにすることは出来るのでは
ないかと思います。まあ自分の事しか考えない
お馬鹿さん達には到底無理だし理解も出来るはずも
ないことですが。

投稿: kuroneko | 2010年6月13日 (日) 01時11分

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