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2010年7月31日 (土)

映画「関東無宿」

2009年に見た映画(130) 「関東無宿」

原題名: 関東無宿
監督: 鈴木清順
撮影: 峰重義
美術: 木村威夫
出演: 小林旭,松原知恵子,平田大三郎,伊藤弘子
時間: 93分 (1時間33分)
製作年: 1963年/日本 日活

2009年 7月鑑賞
(満足度:☆☆☆☆)(5個で満点)

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ヤクザとして日々を生きる男達と、陰に陽に彼等に惹かれ、やがては堕ちて
いく女。鈴木清順の美意識が全編に炸裂。

 

端正な映像美がとんでもなく強烈な印象を残す一本。
『映画とは、すなわち細部である』という大きな解の一つを完璧にクリアーしている。
物語の展開は正直、ほとんどどうでもよくて小林旭を取り巻く引き締まった
"空間のカッコ良さ"にただひたすら見惚れる。

年頃を向かえた少女達の"男達を見る目"と、彼女達を捉えた幾つかの
ほんの短いシーンもまた奇蹟的なまでに彼女達自身の主観そのものと呼べる
空間の切り取りに成功している。十代の頃の思い出を肯定できる物もそうでない
ものも本作を観ていて一気に溢れ出した。学生の頃に観ていれば大変な衝撃を
受けたことだろう。「こういう撮りかたありなんだ!」と。時すでに遅し。

VHSからDVDへ、そしてブルーレイ、さらにその先へ、、、「箱」は移り変わっても
本作は是非残っていって欲しい作品の一つであり、またきっと残っていくであろう。

 
  
 

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木村威夫死去>>

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
  

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