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2010年9月26日 (日)

観_10_09_24

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万物創造房にて映画を鑑賞させて頂く。
第一回京都映画サミット第二部にて本祭。
第二部にはブルース・リーとカンフーアクション系映画を
愛してやまない京都在住のMr.LEEさん(またの名を"お侍さん")も
参加されて、とても楽しい会となった。

鑑賞作品は兼ねてより私が店主さんにサミット開催時に上映する
作品の一つとして厚かましく希望していた某作家が自ら監督・主演
だけでなく脚色・製作・美術をも手掛けた異色中の異色作品と
Mr.LEEさんがご持参された女番長物が一本と、同じくご持参された
ブルース・リーとブルース・リー以前のカンフー系諸作品のダイジェスト集
が一本。

某作家の監督・主演映画については相当ヤバイ内容であるとの
断片的情報をかなり前から耳にしていたので観るのを大変楽しみに
していたのだが、創意工夫とは言い難い余りの映画的文法の無視ぶり
において、かなり残念な作品であった。本人の頭の中では構想中及び
製作中に恐らく相当数の映画作品や舞台作品が駆け巡り、むしろ
それらの映画を充分に意識して盛り込んでいるだろうとも推測され、
それが作品としては全く結実していない点が、この作家の後半生を
奇妙に貫いている微妙にピントがボケてしまっている足跡と恐ろしい
までに符合していて、それはそれで鑑賞する意味は充分にあった。
寸でのところで消滅を免れて後世に残った作品のようだが、この作家への
荒唐無稽な一方的な賛美が世の中を支配する時には、この作品は
"不都合な真実"の一つとして今度こそ間違いなく消されることであろう。
この作家の今後も解析され尽くすことは決してないと思われる心の断片の
最重要パーツの一つとして内容とは別にして遺していってもらいたいと願い、
そして遺していかなければならない作品であろう。

女番長物は楽しく談笑しながらの鑑賞であったが主役級の
女優達が皆チャーミングで、結末がオープニングへとループする
映画的文法の一つがきちんと抑えられた傑作であった。
この監督の他の作品も観てみたい。

ブルース・リーが登場してそのワールドの様相が一変していく
前後のカンフー映画諸作品のダイジェストビデオについては
私は全くの未開拓のジャンルであるので、Mr.LEEさんと店主さんに
その系譜や各作品の内容等をカンフー映画とマカロニウェスタン、
日本の任侠映画の相互関係についても交えて解説して頂きながら
の鑑賞。あざぁーっすm(_ _)m
店主さんとLEEさんの講義のおかげでチャンチェ監督やブルース・リー
登場前に一時代を築いたジミー・ウォングなどについてその広くて深い世界の
"入り口の入り口"あたりには立つことが出来たように思う。特にチャンチェ
監督の作品は自分の嗜好と合いそうな気がする。また遠い少年期に
脳裏に焼きついてしまったカンフー映画のある種の恐ろしい描写
のトラウマにこの監督の作品がどこかで関係しているような気もする。
今後、出会えるようにアンテナを張っていこう。

鑑賞後は今回鑑賞した作品のジャンルについての話しを軸にして、
やがて男三匹ここでは書けない話へと順当に(?)盛り上がって
いったのであった。Mr.LEEさんはご自宅がそれほど遠くないとの
ことで先に帰られ、店主さんと"今日の講義"内容いついての復習と
第二回映画サミットに向けての意見交換をして楽しい宴は
文字通り瞬く間に終りを告げた。ホテルに帰ったのはまたしても
明け方となったのであった。

万物創造房店主さん、Mr.LEEさん、ありがとうございました!

 
 

女囚物 → 女番長物 に訂正しました。


  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





  
  
  
  
 
 
 
 





 

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日記」カテゴリの記事

コメント

今度はシリオ・H・サンチャゴ作品で参加します。

投稿: Mr.Lee | 2010年9月27日 (月) 10時37分

>女囚物が一本
あれは女囚モノとは言わないですね
女囚モノの要素も少し入れてありましたけど
あれは女番長モノです

>ブルース・リー登場前に一時代を築いた
香港映画の土台を作ったチャンチェやジミーウォンが影響されているのが結局、黒澤や勝新で
タランティーノ御推薦アメリカの女番長モノも結局、東映の女番長シリーズのパクリ
という
日本映画が世界のいくつもの映画のルーツにある事実が面白いですね

>今度はシリオ・H・サンチャゴ
ちゅーことは
次回のテーマはカンフーアクションの歴史ですな
「残酷復讐拳」とっときます

女性アクションテーマなんかもいいっすね
志穂美悦子からはじまって
ミッシェルキング
ムーンリー(←めちゃカワイイ)
アンジェラマオ
シンシアロスロック
大島由香里(ほんとにこの字か?)
西脇美智子

そういやLeeさん
「ミラクルカンフー阿修羅」持ってません?

投稿: 万物創造房店主 | 2010年9月27日 (月) 17時39分

持っていたと思います。確かその続編も

投稿: masaijinsamurai | 2010年9月27日 (月) 17時49分

>今度はシリオ・H・サンチャゴ作品で参加します。
 
よろしくお願いします!
 
 
>あれは女番長モノです
 
訂正しました。確かに"女囚物"ではありませんね。
 
>日本映画が世界のいくつもの映画のルーツにある
 
戦前・戦後直後の邦画の傑作作品が日常的に気軽に
観ることが著しく難しく低レベルなハリウッド作品が
とんでもない大金を稼いできたことと、日本の近代史が
日本人自身に対して隠されてしまっていることが
同じ理由である気がします。
 
>次回のテーマはカンフーアクションの歴史ですな
 
また二部構成にして
どちらかはカンフー・アクション系でもう一方は
また別のジャンルでいきたいですね(^^;)
自分も一枚くらい持っていければと思います。
 

投稿: kuroneko | 2010年9月28日 (火) 01時48分

>別のジャンル
では
エヴァオーリンに・・・(^O^)
一応ビデオでいくつかは出てるみたいですね
欲情の血族 (1974)<未>  
悪魔の入浴・死霊の行水 (1972)<未>  
004/アタック作戦 (1970)  
危険な恋人 (1968)
キャンディ (1968)
殺しを呼ぶ卵 (1968)
僕は下ふたつのDVDを持ってるのみです
ビデオ持ってる人います?(^.^)/

投稿: 万物創造房店主 | 2010年9月28日 (火) 20時25分

>エヴァオーリンに・・・(^O^)
  
オケーっっす!( ̄ー+ ̄)
 
>ビデオ持ってる人
 
いきつけの中古ビデオ屋で
見つかるかもしれません。
 
今から楽しみに500円玉貯金して
旅費を工面します\(^^)/

投稿: kuroneko | 2010年9月29日 (水) 00時46分

>500円玉貯金
僕も貯金しないとなぁ・・・
でも
アンジェラマオやノラミャオ(←ジャッキー初期作品にヒロインでよく出てた)主演のDVDがそろそろ廃盤になりそうなんで買いたい・・・
こうやって貯金はされずに貯映画されていくのであった・・・
どっか中古で半額ぐらいであったら買っといて下さい
関東だとよけいなさそうだけど・・・(^_^;)

投稿: 万物創造房店主 | 2010年10月 2日 (土) 11時59分

>貯映画されていく
 
「貯映画」いい言葉ですね。(^o^)
今後使わしてもらいます!
私も後2年間は今のペースで必死に
脳内に「貯映画」します!
 
>関東だとよけいなさそう
 
前から思っていることですが
首都圏は意外と供給側が作品の価値を
判らずに値段を低く付けていたり
需要側もマニアの生息領域の密度が
拡散している傾向があるように思います
ので掘り出し物が逆に見つけやすい
という点も少なからずあるようにと思います。
最近は購入欲がめっきりなくなって
しましたが、今後は色々探したいと
思います。

投稿: kuroneko | 2010年10月 2日 (土) 15時56分

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