観_10_10_15

観_10_10_15  <<  >>
　　　
　　　
京橋で映画を観る。同じ監督によるドキュメンタリーを三本ほど。
期待以上の出来だった。来週以降にこの監督の作品を数本
観る予定なので先にドキュメンタリー作品を観ておいて正解だった。
現実の素材をこれほど上手く料理できるのであればフィクションの
作品も自分にとってはきっと楽しめるだろう。

帰りは前から映画観た後に寄ろうと思っていた立ち食い寿司屋。
と行っても会社の近くにある店と同系列の首都圏では割と見かける
メジャーな店だ。でも安い割りにネタは悪くないし客質がそれほど
悪くないのが何と言って有り難い。今や人間の形をした化け物としか
思えない醜態を晒している何者かに遭遇しないで生活をするのは
ひどく難しい。この店は雰囲気も悪くなかった。映画を観た後は
時々寄ることにしよう。

「伝えようとする心」そのものがいかに大事であるかをしみじみ悟る。
必死に伝えようとする事にのみ注視するべきだし、金銭をかけるべき
だろう。どうでもいいものには一切触れなくてよい。そうすれば、
世の中はもっと必要なことに金が回るようになるだろう。無意味な死
もきっと激減することだろう。しかし残念ながら現実は逆である。
少なくとも自分はその心だけを追い続けて、できれば後世に残していく
一助となりたいものだ。