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2010年10月24日 (日)

映画「無謀な瞬間」

2009年に見た映画(145) 「無謀な瞬間」

原題名: The Reckless Moment
監督: マックス・オフュルス
脚本: メル・ディネリ,ヘンリー・ガーソン,ロバート・E・ケント,ロバート・W・ソダーバーグ
撮影: バーネット・ガフィ
出演: ジェームズ・メイソン,ジョーン・ベネット,ジェラルディン・ブルックス
時間: 83分 (1時間23分)
製作年: 1949年/アメリカ

2009年 8月鑑賞
(満足度:☆☆☆+)(5個で満点)

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ごく普通の家庭を持つごく普通の主婦の少しずつ壊れていく日常を静かに描く。

 

一つ、一つのシーンがしっかりと撮られていることに関心しながら途中で
編集ミスとしか思えない時間経過がおかしい短いショットがあるが、
見終わった後の余り他の作品では味わったことのない不思議な余韻を
考えると意図的なのかもしれないとも思える。主人公を含む登場人物達の
無軌道な、だからこそリアルに描けている日常生活の描写は、もしかしたら
脚本担当を何人も故意にすえることで醸しだしているのかもしれない。

ある無謀な"瞬間"を捉えたのではなく、大した意味もなく生きる普通に人間の
日常の断片を計算しぬいた「適当さ」で積み上げた挙句に突然やってくる
人生の大きな破綻を撮ろうとして成功した実験作なのかもしれないとも。

結論を大事にして、起→承→転→結 と繋がっていくのではなく、
所詮はたった一度しかない人生を生き、やがて死ぬ『人間』を描いているに
過ぎない映画だからこそ、起→承→転→を大切に撮っていくことで結の
物語的な終焉がどうであろうと、まるで隣人の人生の決定的瞬間をうかっり
盗み見てしまったようなリアルな感情が沸き起こって鑑賞後も残像のように
消去されずに残る。

学生の頃観ていたら大変な衝撃を受けたかもしれない。
また観てみたい作品。

案外、この手の作品ならば今の日本でも俳優にもスタッフにも人材はいるし
予算的にも充分に面白い作品が撮れる気がする。インスパイアされた気が
してきたので好きな俳優であて書きして遊んでみるか。


reckless:
猪突猛進, 投げやり, 乱暴, 目茶苦茶,
無軌道, 無闇矢鱈, 無鉄砲, 無謀, 無闇
粗放な, めったな, 放漫な,とっぴな, 盲目的な, 向こう見ずの,
無謀な, 無分別な, 無鉄砲な, むやみな, 無計画な,無思慮な


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