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2010年12月12日 (日)

観_10_12_11

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都内某所で映画を観る。ある巨匠が手掛けた邦画作品を三本。
一本目は戦後まもない頃のある夫婦の危機を描いた作品。
二本目は仕事のない夫とその妻と妻の妹を描いた作品。
三本目は戦争の影も遠ざかり始めた時代のある家族について
描いた作品。

どれも非常に良くできていて大いに楽しんだが三本目は、
戦前・戦中と戦後の時代の断絶から生じた今に続く深刻な
"狂い"について延々と描かれ、それは巨匠からの日本への
弔辞のようにも思え、鑑賞後はかなり暗い気分になった。
同時に、その巨匠が愛したであろう日本的風景や日本人的な
『何か』が、皮肉にも戦争が終わって平和がやってきたその時から
尽く消失を開始して、果敢にその消失の過程と残された僅かな
弱くなる一方の"光"をフィルムに収めようとする姿勢も感じられ、
"傑作"と呼ばれる作品を撮る優れたスタッフには言い訳なぞは
ないのだとも感じたりした。

際待て優れた邦画作品が連続で上映されるとあってか劇場には
溝口健二にどことなく似た風貌の人や映画関係に従事する職人らしい
方を見かけた。今日という日を生きて過ごせた事に感謝。




 






 

 





 




  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





  
  
  
  
 
 
 
 





 

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