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2010年12月 4日 (土)

映画「ロシュフォールの恋人たち」

2009年に見た映画(155) 「ロシュフォールの恋人たち」

原題名: Les Demoiselles de Rochefort
監督: ジャック・ドゥミ
出演: カトリーヌ・ドヌーヴ,フランソワーズ・ドルレアック,ジーン・ケリー
時間: 127分 (2時間7分)
製作年: 1966年/フランス

2009年 10月鑑賞
(満足度:☆☆☆☆ )(5個で満点)

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祭に沸き立つ街ロシュフォールを舞台に若者達の恋の
駆け引きを軽やかに描く。

  

随所に踊りと歌を散りばめながら物語が展開していくが、
その手法の嫌味の無さというか無理のなさに観ていてとても和む。
同じことを邦画でやろうとすると、どうしても(?)か(ーー;)のような
いたたまれない気分に陥ってしまうのはなぜだろうか。

内容そのものはイケ面と美女が付かず離れずの恋物語を展開
していく一夏の物語で、自分という人間には余り琴線に触れる
ところもない作品ではあるがカメラ割りや構図がきちんとしていて
工夫もされていて楽しく、登場人物の細かい表情もよく捉えている
ので退屈はしなかった。基本的には女性が観た方がより楽しめる
作品であるような気がする。男性の都合のいいようにならない凛
として且つ容姿も端麗な女性達が歌い笑い踊る様にはアニエス・ヴァルダ(*)の
女性への応援歌的な要素もあるようにも思う。

特に具体的な理由はないが、嫌いではない作品でありもう一回
じっくり観たい気がしている。素晴らしい人間賛歌の作品。

特に具体的な理由はないが、嫌いではない作品でありもう一回
じっくり観たい気がしている。素晴らしい人間賛歌の作品。
 
因みに歌と踊りが随所に挿入されている作品といえば、邦画では
「クレージー黄金作戦」(1967)が実に傑作である。
  
  
  
  
 
2011. 1.15追記: (*)
監督はアニエス・ヴァルダと書いたがジャック・ドゥミの誤り。
アニエス・ヴァルダはジャック・ドゥミの妻で同じく映画監督。
感想の文章については当時観た心象であるので特に訂正は
しない。本作には女性的な温かい眼差しを感じた印象自体に
変わりは無いので。ジャック・ドゥミの作品を観る機会があれば
本作との人物造型の違いなどについて感想を書いてみようと思う。
トムジィ様ご指摘ありがとうございます。

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コメント

この映画大好きです。冒頭のスローモーション
で繰り広げるダンスナンバーからわくわくします。
監督はヴァルダの夫、ジャック・ドゥミだったかと
思いますが。

投稿: トムジィ | 2011年1月13日 (木) 23時53分

コメントありがとうございます。
いい映画ですよね。
  
>ジャック・ドゥミだったかと
 
そのようですね。(^^;)
ご指摘ありがとうございます!

投稿: kuroneko | 2011年1月14日 (金) 00時59分

この記事へのコメントは終了しました。

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