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2011年3月 5日 (土)

観_11_03_05

観_11_03_05  <<  >>

  

都内某所で映画を観る。
朝、映画館に向かう途中駅のホームで祈る人がいた。
どこに向かって何のために、何に対して祈っているのか?
今日は車中から富士山が良く見えた。

いつもは早すぎるかギリギリで始まる前の"余韻"を
楽しめないかどちらかだが、今日はベストなタイミング
で電車を乗り継げた。映画館に向かう時間にほどよく余裕が
あったので劇場の近くにある罰当りな建物に完全に包囲されて
しまっている小さな神社にお参りしてから鑑賞。小銭を何枚か賽銭して
映画館に向かおうと神社を出るとほんの数メートル先にもの凄く
イカガワシイとあるショップがあって、イカガワシイ商品が派手に
陳列されている。前にも書いたけど、この神社は良く手入れ
されていて手洗い水も枯れることなく湛えらえている。
このロケーションとシュチュエーションをとても気に入っていて、
まず神社でお参りして手持ちの小銭を賽銭してから
映画を観るのは自分にとってちょっとした癒しになっていて
最近では大切な儀式のようなものになりつつある。

作品は、ある巨匠による戦局悪化時期に作られた戦意高揚
の為の作品であったがお蔵入りとなり戦後初の封切り作品
となったという作品。家長("イエナガ"ではなく家のオサね)を尊重
することを随所に訴える立派な国策映画であったが不偏的な面白さも
充分に兼ね揃えた秀作であった。

今日は休日であるが制服姿のお嬢さんたちを多くみかけた。
雰囲気と喋っている内容から卒業式が各地であった模様。
卒業証書のケースを持った一人の端正な容姿のお嬢さんが
ブー垂れた表情で電車に乗って窓の外を見つめていたのが
何となく可笑しかった。どうか頑張って生きていってください。

残酷酷薄でもしかしたら一瞬煌きも味わえるであろう
この世界で。









 

 





 





   
   



 






 

 





 




  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





  
  
  
  
 
 
 
 





 

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日記」カテゴリの記事

コメント

寺や神社といかがわしい店・宿は昔から切っても切れぬ関係なのですよ
京都で言えば鴨川より東はそういう地ですね、祇園とか

投稿: 万物創造房店主 | 2011年3月 6日 (日) 14時10分

そのようですね。
無味乾燥な高層住宅に囲まれている
よりはよほどマシかもしれません。
 
>鴨川より東
 
松原通は寺町通より"西"が平安京時代の
五条通(大路)だったらしいですね。
かの有名な牛若丸と弁慶の出会いの橋は
今の五条通ではなく松原通の橋だったと。
今度京都に行くときは"道"をテーマに
ウロウロしたいと思います。

投稿: kuroneko | 2011年3月 8日 (火) 00時12分

>今の五条通ではなく松原通の橋だった
これ意外に京都の人でも知らないんですよね
牛若丸と弁慶の像も現五条通りにありますし
 
松原商店街を歩くと昔の五条通りの匂いのする町並みがちょこちょこ残っているのがよいです
有名な幽霊飴も松原にありますし
六道の辻もあります
で、真っ直ぐ行くと清水寺の参道につながります

投稿: 万物創造房店主 | 2011年3月 8日 (火) 19時12分

前回初めて行ってかな~り
気に入った六波羅蜜寺も松原通りの
すぐ近くですね。
次回は是非松原通りをじっくり
歩きたいと思います。
楽しみです。映画サミットも(^-^)

投稿: kuroneko | 2011年3月 9日 (水) 01時08分

クロネコさん大丈夫ですかー
生きてますかー
天井の下敷きとかなってませんかー

交通機関麻痺で
会社に泊まりかな?

投稿: 万物創造房店主 | 2011年3月12日 (土) 02時44分

ありがとうございますー
生きてます!\(^^)/
徒歩で自宅まで辿り着きました。
一部タクシーを使用しましたが(^^;)
とりあえず都心は"私の見た限り"では
電車がストップまたは混乱している
以外は建物の倒壊とうもほとんど
無いと思います。人心も平静かと。
この24時間については本日中に詳細を
ブログにアップする予定です。
 
ご心配ありがとうございます。
重ねて御礼申し上げます。
m(_ _)m

投稿: kuroneko | 2011年3月12日 (土) 13時07分

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