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2011年8月 3日 (水)

観_11_08_02

観_11_08_02  <<  >>

  

都内某所で映画を観る。
卵が先か、鶏が先か、という命題に"近い"悩みを断続的に
考えてきて、自分なりの答えが一応は出たような感じがする。

今日も世を忍ぶ仮の姿のリーマン戦士の端くれとして
部長と丁々発止の斬りあいを演じ、会社を出る。後を
つけられないように(←誰もつけやせん)映画館に逃げ込み、
トイレで鏡に映る己の憐れな姿を見て変身を解き、
黙って映画を観る。

作品は昭和プロパー色の強い劇薬に近い邦画の時代劇。
キナ臭いもの見せられると覚悟して鑑賞して、そうでもない
と油断していた所でガッツリ見せられる。大人になってから
観て良かった。変な時期に観ていたら脳味噌ガッツリやられた
であろう。主張が敗戦の『断絶』によってメタクソになっている
以外は大変良く出来た作品で劇場を出た時にはやや
胸くそ悪さがあったが、電車の中では冷静に評価できるように
なった。元々昭和プロパーな作品をここらで観たいと
思っていた自分もいたことに気が付いた。時期が時期だけに
劇薬昭和プロパーな作品をもう幾つか観る予定。体調を
整えないと。

今日もある特定の世代の御仁に鑑賞を破壊される。皆もう
この世代には諦めきっているので放っておく。偽りの平和を
散々貪り食って、災害が来たら形振り構わずに買いだめに
走って、歴史を弄んで、先輩達の世代を愚弄して、国土を
切り売りする大馬鹿を官邸に送り込んで子供達の未来を
破壊して、、映画館で迷惑を省みず騒いで、、さぞかし
楽しいだろう。その歪んだ表情には憐れしか感じないが。
憐れに思うがその罪の深さに同情の余地も全く無い。

劇場を出て、駅に向かっていると、若者二人が間の抜けた
歌詞を極めて真面目に歌っているに思わず苦笑した。
多分、故意でやっているのだろう。まるで今日の映画のようだ。
故意にやっているなら、まだ救いはある。

とりあえず、明日も生きてみることにしようか。








 





 
 




 
  
  
  
  
   
 

 







 





















 
 








 

 





 





   
   



 






 

 





 




  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





  
  
  
  
 
 
 
 


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