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2011年10月13日 (木)

観_11_10_12

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 都内某所で映画を観る。いつもと違う路線、違う道順で
劇場に向かったので速攻で迷った。すぐにいつも通る路に
でたけども。

 自然界では、到底生きていけそうもない猫にも負けて
しまいそうな華奢な犬(恐らく成体)が震えているのを見る。
ご主人が傍に居て別に不安もないのだろうが皮下脂肪
が無さ過ぎなのだろう。品種改良に品種改良を重ねた結果
誕生した生命だと思うと憐れだ。別に犬だけでなく、豚だって
牛だって、鶏だって、人間が自分達の生存の為に"作ってきた"
生き物であるわけだが。

 鑑賞した作品は50年代の邦画。席でキャストを改めて確認
した所、若干興味を失い、一瞬観ないで帰ろうかと迷ったが
今後出会えば結局鑑賞するに決まっていることだろうし、後
10年後であれば決定的に何もかもが異なるであろうから、
観ておこうと思いなおして鑑賞する。結果は思いなおして大正解
で傑作と呼べる作品だった。最近鬼籍に入られた個人的に
余り評価できない某俳優が出ていてまだ新人の頃の出演なのに
その後の作品よりよほど無駄が無くて力んでもいなくていい演技
だと思った。これもテクノロジーと集金方法が比較にならない
ほどに進化したはずの現在では到底作りようが無い作品
であることにまたもや考えさせられ劇場を出るが、製作陣の志も
高く感じられ、後味は極めて良かった。

 帰りにかなり久しぶりに「NewsWeek 日本版」を駅の売店で買って
読んだ。特集は今、最も世界中で呟かれているであろうつい最近
冥府に旅立ったある一人の男について。

 追悼記事の一つに「近代以前の社会では...革新を模索すれば
罰せられた」
とある。だとすれば、2011年10月上旬の『今現在』という
世界においても日本を含めて世界のほとんど全部は"近代以前"
であることは間違いないだろう。

「革新を模索すれば」罰せられるではないか。
政治の世界でも経済の世界でもエンタメの世界でも。既得権益を
侵そうとすれば罰せられるどころか、昔も今も命の危険に晒される
ことに何も変わりはない。日本においてすらも。

 であるけれども、明日も生きていく。ブツクサ文句言いながら。



   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

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