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2011年10月22日 (土)

観_11_10_21

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 都内某所で映画を観る。今朝起きた段階での気持ちは、
今日は遅くまで仕事に徹しようとかとも思ったが、鑑賞を
スルーした所で「いずれ観るリスト」に入ることは明白な作品
であったので、観に行くことに決定。

 媒体と媒質の混同と切り替わりの激しさと複雑さが
現代の世界の混乱の元の一つではないかと漠然と思う。
媒体でありたいと願う人間と媒質でありたいと願う人間。
どちらでもないと思いながらどちらか、または両方に深く
関与している人間。媒体及び媒質を使って伝播される物、
『そのもの』が大事ではないか。

 鑑賞した作品はゼロ年代始めの洋画で、ある中年夫婦に
起こった出来事を追ったとても普遍的な物語。独り者の自分
には共感できそうもないテーマではあったので中盤までは
多少観るのがきつかった。キャストの微妙なミスマッチ感
もあってか、途中退席する人もチラホラと。ラストはとても
好きな虚無感漂う終り方で満足。

 生きていることに改めて感謝せざるを得ないような
ひどく傷ましい情報が世界中から発信されている。だが、
情報が発信されていること自体はどんな残酷な内容であれ、
評価され尊重され保証されなくてはならない。もっともっと
情報が必要だ。もっともっと。情報さえ伝わるならば、
どんな困窮でも易々と乗り越えていけるだろう。情報を
伝えようとしないから死のスパイラルから抜け出せない。
ただそれだけだ。













   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

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