観_12_01_19
都内某所で映画を観る。もの凄く珍しくも会社の仕事が
順調に終わったので、そそくさと劇場に向かう。
いわゆる冬の底冷えをするような寒さは今シーズンは
首都圏ではほとんどなく、今日も夜は当然のことながら
寒いは寒いが春が近づいているような気配を感じる。
実際に春が近づいているのか、地下の次なる破滅に
向けての活発な動きによる気温の緩和なのかは判らない。
多分後者であろう。天災も怖いが人災の方が数千倍も
数万倍も深刻で悪質極まりないことを今、日本人は
毎日毎日思い知っている。昨日も今日も明日も。
鑑賞した作品はほぼ新作に近い洋画。個人の心の"襞"
に触れようとするかのように見せて、、というフランス映画の
ような香り高いアメリカ映画。初めて観る作品だが中盤
以降は観たことあるような既視感(デジャヴ)に襲われる。
既視感は錯覚だけど作品の展開そのものとも合って二重に
楽しめた気もする。今日は会社でも妙に想定通りに事が
運んだせいか、以前に全く同じ光景を見たような瞬間が
あった。会社でデジャヴなんて珍しくもないが。
日々別の場所に向かう小船に細かく乗り継いでいる
ようなもので大きな大河のような流れの中にいるには
違いないが、渦に巻き込まれて難破したり、波止場に
長居し過ぎたりと禄でもないことになりつつ脱兎の如くに
逃げ出したりしながら人は"死"に向かっていく。明日も
"逃げモード"で週末という箱にささっと避難しよう。
傑作と呼べる作品に立て続けに出会ったせいか、
街が少し美しく見えた日。
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