光と闇の交差の中で生きる
閉ざされた世界で生きると、「真実(truth)」や「事実(fact)」という
ものは"事実上"存在しなくなる。そこでは『力(power)』のみが物を
言う世界であり、他のあらゆる物は力の行使の後に追随するだけ
となる。
また、閉ざされた世界では、「事象(phenomenon)」もまたP(力)
によって支配されて、ある事象が存在するかどうかはP(力)が
決定する。
では、開かれた世界とはどういう世界かといえば、『力(power)』は
「事象(phenomenon)」の中の1つに過ぎず、あらゆる事象が自分
以外の他の事象と複雑な相関関係にあり、どの事象においても、
その他の事象との比較・検証が可能な世界なのであろう。
以上のことから、我々が生きる世界を鑑みるに開かれている(いた)
はずの世界から急速に閉ざされた闇の世界に移行しつつあると言える。
閉ざされた闇の世界で生きることを潔しとしない諸氏・諸嬢の奮闘を
期待したい。勿論、自分もその一人として明日も明後日も生きていく
所存である。
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