観_13_10_19
都内某所で映画を観る。気温は確実に下がってきたけど
今年はおしなべて湿度が高く感じる。涼しいことは涼しいし、
よく晴れた日もそれなりにあるが、まだカラッとした気持ちの良い
秋晴れの日というのはない気がする。いわゆる夏らしい夏も
個人的には今年は皆無だったが。
去年から少しづつ撒いてきた種や、ここ数ヶ月間に仕込んだ
種が同時に芽吹いてきた感があり色々考えながらの週末。何かと
低空飛行の日常にすっかり慣れきってしまい、上手くいきそうな
状況になり浮力または揚力が上がり、高度が上がってくると緊張
する。とにかく冷静に舵を切っていくべし。もう、若くもないしね。
鑑賞した作品は、上京する前の浪人時代に録画したビデオで
繰り返し観ては楽しんだ80年代の邦画と、洋画のモノクロ作品二本。
邦画の方は10代の頃にビデオで相当回数観ているがスクリーンで
観るのは初めてでじっくりと鑑賞。当時の自分は主要キャストの演技の
上手さと物語の抑揚、画面構成のバランスくらいを楽しんだだけだったが、
今回は思いのほかキャストが豪華だったことに驚嘆したり、脇役で
あるが実力確かなベテラン俳優の細かい演技を楽しんだりと発見の
連続で大満足。幾度と無く笑い、ラストはしみじみと泣けた。
モノクロの洋画作品の方は架空の世界の舞台設定に開始直後より
全く着いていけず、最初からB級と割り切り過ぎている感があるそもそもの
作り方にも乗れずにイライラ。60分ちょっとの作品であるが、長くて仕方
なかった。途中退席してもよかったが少しでも意外性のあるラストを期待
して我慢して鑑賞。同時に、本編自体は何の興味も持てないことを確信したので、
「なぜ、自分はここまで退屈してしまうのか」
という点から観ることにして俳優達の演技と物語の推移を何とか集中しつつ
見守る。意外性は特になかったが低予算作品らしくごくアッサリと終わってくれて
ホッとしてサクサク劇場を出る。
何度観ても面白い傑作と、もう心臓が止まるまで絶対に観ることはない
だろうある意味、「一期一会」の作品と。変にバランスが保たれてしまった休日。
相殺されてフラットな気持ちで帰宅。
| 固定リンク
「日記」カテゴリの記事
- 観_24_01_03(2024.01.03)
- 観_23_05_02(2023.05.02)
- 量_23_04_30(2023.04.30)
- 始_22_08_21(2022.08.21)
- 割_21_12_20(2021.12.20)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント