観_13_11_24
都内某所で映画を観る。先週の平日ガッツリミッチリ仕事をした
ので(←自己申告)この週末は細かな予定は全部無しにしてゆっくり
と過ごす。土曜日は就活中の友人と近未来の自分達について
酒と焼き鳥でダベりつつも真面目に計画&野望も少し立て翌日は
昼過ぎまでグーグー寝る。
正午に起き、洗濯と遅い朝食を済まして外出。まずは池袋のリブロで
催されている「吾妻ひでお原画展」に行く。諸星大二郎、松尾スズキ、
西原理恵子やとり・みき、といった錚錚たるメンバー(敬称略・順不同)による
展覧会の開催を祝う色紙がとても楽しい。知る人ぞ知る"アシスタントA",
"アシスタントB"による色紙も。5月に催された青山裕企(あおやまゆうき)氏との
トークショーについてのアシスタントBによる楽屋ネタに爆笑(トークショーでの
吾妻先生の"奮闘振り"は自分もしかと楽しませて頂きました)。
原画ならではの迫力と"線"の丸みの確かさや優雅さを業界の方らしい人々の
漏れ聞こえてくる会話も何となく参考に聞きながら1時間半ほどじっくり観察。
「うつうつひでお日記」、待望の新作「アル中病棟」で幾度となく言及され
登場する"オブジェ"も公開されていて、拾った物が材料でありながらその
完成度とテーマ性の高さに驚き且つ堪能。「不条理日記」のカットを使用した
マグカッップを購入。
吾妻先生、お体を充分に労わりつつ、これからも頑張ってください!
鑑賞した作品は、ある移民の系列に属する"誠実なる男"の数奇な
運命を追ったドキュメンタリー。要所要所で挿入される風景撮影が
美し過ぎて、製作側の意図を越えて物語性を加速し過ぎていることに
"現実に起こった事"を素材とする作品としてはどうなのか、考えつつ
充分に優れた内容で感銘を受ける。
来年と、さらに先に向けて少しだけ種を撒いてみた休日。明日から
またしても始まってしまう労働の日々に一応感謝しておこうか。
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