締_14_01_03

　　
　　
　

　体調がやや優れないと思いつつも外出の為に多少早く起床するが
今年初にしてもしかしたら最大級に出鼻を挫かれる。勿論、有楽町で
発生した大規模火災が原因。火災の発生が早朝であることと交通の要所も
要所であるがゆえにさっさと鎮火すると思いつつ自宅で待機していたが、線路
付近も巻き込んで激しく出火しているニュース映像を見て外出する気失せる。
結果的には、正午には山の手線は運転再開して迅速な対応だったと思うが
こちらは完全に引きこもりモード突入。

　炎を横目に走る新幹線の映像は新年早々世紀末的雰囲気たっぷりで
「今の日本が(強制的に)置かれている現状を象徴しているかのようだ」と
思ったのはきっと自分だけではあるまい。

　仕方が無いので中原昌也の「作業日誌2004→2007」を一日中読む。
年末・年始引きこもり用に引っ張り出してきた書物のうちの一つ。
買った当時はただひたすら「?」及び「!」だった引用される夥しい映画郡が
数ヶ月おきに持ち出しきては読む度にチョコチョコと鑑賞した作品が増え
判ってくるのが楽しい。それにしても、この本の「癒し効果」は半端ない。
本人の意図とは別にして。

　尖閣・竹島問題をどうにか土俵際でやりくりしてきたところに相変わらずの
粘着質で持ち出してきた「靖国」と依然として狂騒曲の続く「慰安婦」。相手の
汚い手に触りたくもないが、いつまでも放置していてはそれこそ今日の沿線
火災のように手がつけられないことになってしまう。いや、すでになりつつある。
相手に過剰なまでに譲歩して何もかも渡してしまえとのたまう(かそれに近い主張を
平気でする)人々はそれこそが戦争(紛争)とカオスへの道だということに
気がついているのだろうか?　

　今日、果たせなかった用事は明日まとめて足す。といっても例によって
映画を観て、ちょこっと買い物するだけだが。