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2014年9月 1日 (月)

知_14_09_01

  
  
 

 雨は止み、鈴虫の音が心地よく聞こえる。さっきまでは雨の音と
鈴虫の音は同時に聞こえていた。

 安アパートだけど、いや東京の郊外も郊外の安アパートの角部屋
ゆえに交通騒音もなく、雨の音と虫や鳥の声を聞いて暮らせる
というのは結構贅沢なことだと思う。

 一週間ばかりの旅を終えて、やはり歩くことと知らない土地に行く
ことと古い物を探しに行くことが自分は心底好きだということを知る。

 話は飛び、何となく、随分前に買って放っておいた本を引っ張り出して
きて伊藤マンショ(1569-1612)や中浦ジュリアン(1568-1633)というよく
知らない名前と共に

千々石清左衛門ミゲル(ちぢわせいざえもんみげる)(1569-1632)

という人間がいたことを知り、且つよくわからないが衝撃を受ける。

 伊藤マンショも中浦ジュリアンも原マルティノ(1569-1629)も
キリシタンであることからそれぞれ数奇で壮絶な運命を送ったが
千々石ミゲルもまた関が原の合戦の翌年に棄教したことから
親キリスト、反キリストの双方から命を狙われた苦難の後半生だった
ようだ。

 どっちの側にもつかないことを自分の判断でどこまで決心したのか
は定かではないがどっとの側にも属せなかったミゲルに何となく
シンパシーを感じる。

 話はさらに飛び、「ブラック・レイン」(1989)は印象深いシーンが
テンコ盛りの名作であるが特に多くのシーンにおいて雨の光や
ネオンの照り返し、クライマックスの夜明け直前のシーンなど"光"を
上手くつかっていた作品であったが撮影がヤン・デ・ボンだったことを
今更ながらに知る。

 そして、「アンタッチャブル」(1987)の音楽がかのエンニオ・モリコーネ
だったことは、、、知っていたが「アンタッチャブル」というキーワードから
脳内では「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」(1984)というキーワードが
同じ瞬時に浮かび、こちらのギャング映画の音楽もひどく良かった、、
と思い音楽担当をサクっと調べてみたらこちらもモリコーネだったことは
今更ながらに知りしばし感慨に耽る。

 世の中知らないことばかり。だから、歩いて、見て、聴いて、
触れてみる。それらについて出会った人々と感想を述べ合って
みるというのは実に大事なことだと再確認した今回の旅であった。

 

 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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コメント

モリコーネは作品選ばず(←ほんまか知らんけど)
かなりたくさんの作品に音楽提供してますから
 
モリコーネ的にいい!と思ったら
やっぱりモリコーネ!
ってときが多いですね

投稿: 万物創造房店主 | 2014年9月 4日 (木) 20時53分

>モリコーネ的にいい!と思ったら
やっぱりモリコーネ!
ってときが多いですね
 
そうですね。
モリコーネ
に限らず良かったと思う作品って
後で調べてみるとほぼ必ず1
功績を遺している優秀なスタッフが関与
しておりますな。自分調べでは。

投稿: kuroneko | 2014年9月 4日 (木) 22時55分

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