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2016年5月 2日 (月)

映画「マルホランド・ドライブ」

「マルホランド・ドライブ」
MULHOLLAND DR.

 

監督: デヴィッド・リンチ
脚本: デヴィッド・リンチ
撮影: ピーター・デミング
音楽: アンジェロ・バダラメンティ
編集: メアリー・スウィーニー
出演: ナオミ・ワッツ,ローラ・エレナ・ハリング,アン・ミラー,ジャスティン・セロー
ダン・ヘダヤ,マーク・ペルグリノ,ブライアン・ビーコック,ロバート・フォスター,
アンジェロ・バダラメンティ,キャサリン・タウン   

時間: 146分 (2時間26分)
製作年: 2001年/アメリカ

(満足度:☆☆☆☆+)(5個で満点)
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カミーラ・ローズ(ローラ・エレナ・ハリング)は、マルホランド・ドライブを車で通過中に
襲撃される。その直後に交通事故に遭い、とあるアパートの前で気を失う。。

  

・ベティ(ナオミ・ワッツ)、サンフランシスコ空港に到着する。

・ベティ、叔母のアパートでカミーラと出会う。

・カミーラ、記憶を失くしていることに気付きリタと名乗る。

・カミーラとベティ、バグの中にある物を見つける。

・男達二人、ウィンキーの店で何やら相談する。

・ベティ、リタと次第に親しくなる。

・ベティ、オーディションの準備をする。

・映画監督のアダム、脅迫を受け激高する。脅迫した男達の車を破壊して逃げる。
自宅に帰ると妻が不倫をしている最中に出くわす。

・ベティ、リタとウィンキーの店から電話をかける。

・ベティ、アダムの撮影現場を見学する。アダムと目が合う。

・ベティとリタ、ダイアン・セルウィンという名前を求めて、とある住居へと向かう。

・ベティ、留守の部屋に窓から侵入する。

・リタ、その晩に髪を切ろうとする。

・ベティとリタ、劇場(クラブ・シレンシオ)へ向かう。。

 

 ウィンキーの店で相談をする男の一人は、フランシス・ベーコンの作品の一つに
描かれる男を再現していると思われ、その容姿と完成度はショッキングですらある。

 そして、ベーコンが描き続け、遺した多くの作品とその世界観は、

「不寛容の世界」

であり、その中で苦み、叫ぶ人間の姿であった。

 本作は、『ベーコンの世界観そのもの』であり、カミーラ(=リタ)も、ベティも、アダムも、
もがき、絶叫する。

 『世界』の中では、"自分"と"他者"とが入り込み、互いに見えない複数の糸で
どこかで繋がれている。
 

 "ウィンキーの店"

 "路地裏"

 "クラブ・シレンシオ"

 "空港で出会った人"

 "バグの中にあった物"

 " "、、、

 

 それらは、やがて、ある一本の縦糸に紡がれる。

 或いは、一本の河(=運命)となり、人々は押し流されていく。 

 誰もが言いしれようのない違和感と、恐怖を心のどこかで感じながら生きてる。

 自分が"どこ"にいるのかは、生きている間は判らない。

 そして、死んだら意識は永遠に停止して、肉体は消失する。

 

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コメント

僕はコレ
よくリンチ初心者に勧めてます
 
リンチ作品の中で
リンチっぽくかつ最も難解さが少なくポップな作品ではないかと
 
まぁツインピークスもポップなんですけど
あれはドラマで長いですしー

投稿: 万物創造房店主 | 2016年5月17日 (火) 19時42分


奇麗にずらしてある感じですね。
謎解きも楽しいけど
ナオミ・ワッツ
ローラ・エレナ・ハリング
は二人とも奇麗だし、
一つ一つのシーンがしっかり撮ってあるので
普通のヒューマンドラマとしても
充分に見応えありますね。

寧ろ
アレコレ考えずに
普通にもう一回じっくり観たいすね。
コレ。

投稿: kuroneko | 2016年5月18日 (水) 23時29分

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