2016年11月9日の風景
歴史の転換期となった今日。
そして、映画「パトレイバー2」(1993)での後藤の台詞が現実となった。
「誰もがまさかと思い、同時にもしやと思う。"あの一件"以来な。」
あの一件とは今回の場合ではBrexitの事。そして、『状況』は現実となった。
現実となった『状況』とは一体何なのだろう?
それは、まだ判らない。とりあえずの成績表は4年後にお披露目となるだろう。
個人的には今回の『状況』とは既に指摘され始めているように漠然とであるが
グローバリズムの終焉と呼ぶべき事態なのだと思う。
また、今回の両候補者について言えば、得られた情報から判断すれば
長期的に起こる責任の所在や因果関係の判りにくい「不安」か。
短期的に連続で起こる原因の特定や決めつけ易い「不安」か。
の選択であり、アメリカの有権者は後者を選択したというところか。
ところで、本日の日経平均株価は前日より 919円安。判りやすい値動きで
あったが、NYダウの連日の値下がりから、投票日直前の上昇(73ドル高)は
一体何だったのだろう。報道通り、楽観ムードからの上昇からなのか、もっと深い
理由があったからなのだろうか。
日経平均株価 11月9日終値 16,251.54円 前日より 919.84安。
NYダウ終値 18,332.74ドル 73.14高。
学生の頃、
「世の中がいつ、どうなるか判らない。だから、自分はバイクで走っておこう。」
と思った事をふと思い出した。今の自分は、明日から世の中がどうなろうと、
生活も意識も変えるつもりは特にない。
平日は会社に行って、仕事して、週末は、友人と会うか、映画を観るか、
本を読むか、Webを彷徨うか、blogを更新するか、何もしないか、そのいずれかに
似た過ごし方だろう。『状況』が許す限りは。
『民主主義』というものが試される日々はまだまだまだ続く。
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