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2017年4月15日 (土)

news「ミヒャエル・バルハウス死去」

  
 

スコセッシ監督と長年のタッグ、撮影監督ミヒャエル・バルハウスさん死去
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映画『グッドフェローズ』『ギャング・オブ・ニューヨーク』など数々の名作で
マーティン・スコセッシ監督とタッグを組んできた名撮影監督ミヒャエル・バルハウス
さんが、4月11日火曜日(現地時間)にベルリンのアパートで81歳で亡くなったことが、
彼の伝記本を出版したDeutsche Verlags−Anstalt の声明によって明らかになった。
(略)
 ミヒャエルさんは1935年にドイツのベルリンで、レナ・ハッターとオスカー・バルハウス
という俳優同士のもと生まれた。1971年からライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
監督のもと、16作品の撮影監督を務めた。その後アメリカに移住し、ジョン・セイルズ
監督の映画『ベイビー・イッツ・ユー』、ジェームズ・フォーリー監督の映画
『俺たちの明日』を手掛けた後、『アフター・アワーズ』からおよそ20年にわたって
スコセッシ監督の6作品の撮影監督として、世界中にその名が知られることになる。
これまで、映画『ブロードキャスト・ニュース』『恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・
ボーイズ』などで、3度アカデミー賞撮影賞にノミネートされている。2007年には、
ヨーロッパ映画賞世界的貢献賞を受賞し、撮影監督での同賞の受賞は、イタリアの
カルロ・ディ・パルマ以来の快挙となった。
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[https://news.goo.ne.jp/article/cinematoday/entertainment/cinematoday-N0090989.html]
 

 「ギャング・オブ・ニューヨーク」(2001)[監督/マーティン・スコセッシ]は、内容は
ともかくとして、オープニングの鮮烈なギャング同士の集団戦闘シーンは公開当時に
劇場で観たきりであるが今も鮮やかに記憶に残っている。

 「スリーパーズ」(1996)[監督/バリー・レヴィンソン]も内容こそ正直良く覚えても
いないが、主人公達の少年時代やケヴィン・ベーコン達が何やら復讐に燃える
幾つかのシーンはやはり各シーンのシャープさで覚えている。

 「アウトブレイク」(1995)[監督/ウォルフガング・ペーターゼン]は、未見であるが、
予告編の防護服を着たシーンのただ事でない緊迫感と迫力はやはりよく覚えている。
この作品の予告編を覚えている人々は相当に多いことだろう。

 「ハスラー2」(1986)[監督/マーティン・スコセッシ]は、物語自体はいたってシンプル
であるが、実家に居た10代の頃に何度も観て飽きることはなかった。今思えば、
初老のベテラン・ハスラーのポール・ニューマンと駆け出しの若者トム・クルーズの
やり取りと重厚な撮影が心地よくシナジーしていたのだろう。

 「マリア・ブラウンの結婚」(1979)[監督/ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー]は、
怒涛の勢いで始まるオープニングの大きな見せ場を始めとして70年代後半という
"最近"の時代に入っていながらWWⅡ前後のドイツの混沌とした雰囲気が良く撮れて
いる秀作だった。
 
 「マルタ」(1975)[監督/ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー]は、マルギット・カルス
テンセン演じるキュートな主人公マルタの人生と日常が実に丁寧に撮られていてラスト
まで目が離せない傑作の成立に多大な貢献を果たしている。

 「あやつり糸の世界」(1973)[監督/ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー]は、大掛かり
なセットなど何も無い何気ないシーンでも見事なまでに『SF』していて関心しながらも
内心悔しく思う自分がいた

 これらは、いずれもミヒャエル・バルハウスが撮影を担当した作品である。

 自分の人生と映画を鑑賞する価値観と基準の構築に実は、長く大きく関わっていた
事を今回の訃報で知った。

 氏の功績がきっかけで映画界に入った人間や氏の薫陶を受けて今も頑張っている
人間もきっと沢山いるのだろう。同じく撮影監督の道を歩んでいる息子のフロリアン・
バルハウスはその先駆けの一人とも言える。

 映画はコスパのとても悪い生産物であり、その影響の物差しの多様さは他に例を
見ない代物でもある。

 氏の遺した大きな足跡から、また次の確かな足跡が確実にn踏まれていくことを
一観客として願いたい。

 お疲れ様でした。ありがとうございました。

 合掌。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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