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2018年1月 8日 (月)

2018年1月7日の風景

 
 
○ベネズエラ政府が独自の仮想通貨を発行

[ベネズエラ政府が独自の仮想通貨「Petro」を法令で発行]
[https://coinchoice.net/venezuela_crypto_petro/]

 2018年の幕開けとして相応しく、2017年を象徴するニュースにして、
2018年をも象徴するニュースの一つに確定になりそうな内容の記事。

 ポテンシャルとして本来は世界有数の豊かになり得る国(ベネズエラは原油
埋蔵量世界一の国である)が、多分、生存するだけでも本気で難しい
世界最貧国の一国となり久しい。

 ウィキペディア日本語版によれば2017年度の"世界幸福度報告"ではベネズエラは
82位である。(と言っても"日本"は2016年は53位、2017年は51位である模様(ーー;;))

 政治も経済もおよそ上手くいっていないどころか国としての破綻が射程距離圏内
確実に入ってすでに久しい国が最もトレンドなキーワード『仮想通貨』に手を出す
のだという。

 表向きは米国の経済制裁への対抗だとしているが、色々な長年の諸政策の
失敗の回復のバズーカとして"本気"で見込んでいるようにも思える。 

 同記事によれば、「Petro(ペトロ)」は、

 ・"国家が決定する商品に対して購買契約を有す。

 ・暗号資産の市場価値をマーケット為替レートで他の仮想通貨もしくは
ネズエラ・ボリバル(通貨)と交換できる。

 ・Petro保有者は、自己責任において仮想通貨ウォレットを所有する。

 ・保管は、管理下の下でオークションを実施し、資産家に割り当てられた後に、
非集中化される。

 とのことでワシントン・ポスト紙は(同国が仮想通貨に手を出すのは)
「当然の結果だ」としていると紹介している。

 確かに当然の帰結なのかもしれない。そして、ある程度の金銭的価値と
等価の流通はきっとあるだろう。それなりの成果もあるだろう。

 だが、しかし、本筋の改善を見誤っているというか、避けているとしか思えない。
そして、そのある種の必死さと目新しい物への飛びつく過程は、70有余年前のある
時点の我が国の切実さを連想させる。

 水から燃料をこさえようと試みたり、麻薬(大麻)を栽培して困窮し行き詰まった国の
立て直しを図ろうとした、そして破綻し、軍備を一時的に捨て、憲法を作り直して
国際社会に復帰することで再興したそれほど昔のことではないある時点の自国の姿に。

 吉と出るのか、凶と出るのか。

 どちらに転ぶにせよ、仮想通貨の発効のせいだけでは当然ない

 どちらに転ぶにせよ、国際社会は手助けもできるし、その逆も出来る。実際に、
その両方をしてきた。
どちらかというと後者だったのではあるまいか。

 油断大敵という言葉を老若男女が日常的に口にし、実践し、近代史においては
その点を"ナメタ"お陰で余りにも手痛い目にあった国の一国民として、原油埋蔵量が
豊富なだけでなく世界一の国の尋常じゃない困窮振りと起死回生の手法とハンドリング
の既視感に率直に戸惑い、「国際社会」の成立の難しさを思う。

 今年も多くの点において二極化は進みそうであり、その点について局所的には
ハッピーな人間を一定量産むだろうが、総じては幸せな方向に行きそうもない。

 或いは、もしかしたら、ペシミズム的に見れば、総じて幸せな方向を向くなどという
システムや結果を、「望んでいない」時代なのかもしれない。
そうだとすれば、
案外、多数の望んでいる方向に順調に向かっているという見方も出来る。

 資本主義経済においてコーナーを迎えている時代であることは間違いないだろう。 




 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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