観_18_04_07
新緑が映える。巷でもそんな会話を時折耳にしつつ都心へ。
暑くもなく、寒くもなく、適度に湿度のある春らしい日。ということは、
今日の人々のファッションが今年の春のスタンダードな"形"と言えるだろう。
堅実で地味。そんな印象を受けた。
明日という日に大きな失望も大きな期待もないが、漠然とした「不安」がある。
そんな世相が服装にどれだけ影響しているか、いないか。案外、影響しているのでは
なかろうか。
内なる要因と、外の要因のどちらをどちら側から描くのか。
表現というものについての方向性の絶対的な分水嶺だ。
逝去された高畑勲は、アニメーションの世界に前者を「きちんと構築して描いた」
トップランナーであり続けた。その功績は実に大きい。
高畑が演出を手掛けた名作「赤毛のアン」(1979)を10代中期に鑑賞できたことが
自分の人生においてどれほど糧になって役立っていることか。
お疲れ様でした。
ありがとうございました。
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