転_19_12_30
「今年の世相を漢字一字で表すとすれば、「軋」もしくは「歪」だと思う」
と、去年の今頃書いた。個人的には確かに2018年はそんな年だったように思う。
軋轢と歪み。今年はその結果が特に内外の政治と天候で顕著だったように思う。
国内においては令和の時代が始まった今年の世相を漢字一字で表すとすれば、
それは「転」になると思う。 「変」にしたいところだが、変わっていく(Change)
というよりも転がっていく(Rolling)の方が相応しいように思う。
Changeはもう一度Changeすれば元に戻った感も味わえるがRollingには
不安や戸惑い、喪失感といったイメージが内包してあるように思え、2019年
という年に相応しいのではないか。主に経済面の潮流においてそう感じる一年だった。
儲かった人においてさえ、恐らく何かしらの大きな喪失感は否めないのでは
ないだろうか。次々と物もルールも概念も消失していく恐怖。では、本当の意味での
新しい物は生まれているのだろうか。
多くの人々が受け入れて、価値観として定着するモノをこれから我々は産むことが
出来るのだろうか。再生産だろうが何だろうが。
「新しい」って一体何?
色々なガジェットがここ数年で出揃った感もあり、来年は世界的にそんな事を考える
年になるのかもしれない。
令和二年も生きる。
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