2020年3月22日の風景
今回の世界規模の危機は経済的側面としてはリーマンショック(2008)と
連日のように比較されてきたが大きな違いは
リーマンショックは単なる金融危機であり、今回の騒動に端を
発した経済の大停滞は実体経済そのものの損失であるという指摘に同意。
システムの危機はそれが復仇して資金が再流入さえすれば
急速な回復が見込めるが経済全体の構造にヒビが入ってしまった
今回については修復には時間がかかるだろう。そして、
元に戻る事はない。
元々上手くいっていなかった国際政治の地政学的なギクシャクは
さらに深刻である。従来と大きく異なるのは各国の指導者レベルの
人間達のトップダウンによる結果の不味さではなく、世界中の人々が
ある割合で所持し続けてきた身勝手さ・放漫さ・不寛容に
大きな原因があることだろう。
自分達ではな他人に全部の責任を転嫁できない今回の騒動は
人間を進歩させるだろうか。
それともあくまでの責任転嫁を通し続け素知らぬ顔を決め込む
のだろうか。
『歴史』はその答えも結末も知っている。
| 固定リンク
「独り言」カテゴリの記事
- 2021年10月14日木曜日(2021.10.14)
- 2021年8月2日の風景「Kia kaha」(2021.08.02)
- 2021年6月26日の風景「終わりの始まり」(2021.06.26)
- 2020年3月22日の風景(2020.03.22)
- 2019年11月30日の風景(2019.11.30)
最近のコメント